Eye & Health Care NIDEK CO., LTD.

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企業情報

視覚障害の現状

Your vision is our mission.
治療法が確立されていない眼疾患への挑戦です。

私たちは身体の感覚器である眼や耳や鼻、皮膚などを使い、自分の周りの情報を得て、障害物にぶつからないように移動したり、相手や自分の声を耳で聞いて会話をしたり、温度や形状を感知して身の安全に必要な対応をしたりして、生活し、行動しています。

このように感覚器を使って利用している、身体を取り囲む外界の情報のうち、多くは視覚情報が占めていると言われています。そのため視覚が障害されると、生活や行動への影響も大きいと想像できます。

視覚や聴覚といった「感覚」は、眼や耳など「感覚器」にある「受容器」が感知した外部からの光や音などの「刺激」が、脳・中枢神経系に伝わることで発生します。

ヒトはこの感覚を使用して、日常的な行動や身体への危険回避などを効率よくおこなっています。


 

視覚障害と現在の課題

視覚が障害された状態、つまり「見えにくい」状態ですが、これにもさまざまな「見えにくい」状態があります。

例えば、「狭い視野しか見えず、周辺がよくわからない」「全体的にぼんやりしている」「遠くのモノに焦点は合うけど近くの細かい字は見づらい」など、「見えにくい」の症状はさまざまです。ヒトの視覚システムを構成する眼球や脳の、どの細胞組織が、どのように、どのくらい障害されたかなどによって、見え方や見えにくさも変わってくるのです。

このような「見えにくい」症状も、原因や疾患の進行によって、「見えにくい」から「ほとんど見えない」や「失明」に至ることもあります。しかし、疾患によっては、多くの研究成果によって、このような状態を予防することや、ほぼ完治させること、あるいは進行を止めることなどができるようになった疾患もたくさんあります。

下のグラフは世界の失明原因の統計です。1位の白内障は、水晶体の老化によって起こるので、加齢により誰でも罹患する疾患です。白内障も長く治療しないことで進行し、重症化すれば失明に至る病気です。

しかし現在では、人工のレンズで白内障になった水晶体を置換する手術が発達し、ほぼ治療可能な病気となりました。欧米や日本などではこの治療方法がすでに広く普及しています。現在は世界のその他の地域や国々にもこの手術が徐々に広がっており、今後はますます世界の白内障による失明を予防できると考えられます。

世界の失明原因


 

一方で、まだ決定的に有効な治療方法が確立されておらず、重度に視覚が障害されることが多い疾患もあります。

下のグラフは、日本で2度にわたり同じ方法で実施された、失明を含む重度視覚障害の原因疾患の調査結果です。この期間に日本の視覚障害の原因疾患の構成が大きく変わってきたことがわかります。例えば、白内障などは激減しましたが、網膜や視神経など、眼球の後方の組織が関係する疾患である黄斑疾患や緑内障は、全体に占める割合が増加しています。

重度視覚障害の原因
2001~2004年と1988年の調査結果の比較


 

また、九州の久山町で行われた疫学調査「久山町スタディ」において、同じく網膜の疾患である「加齢黄斑変性」の有病率が調べられました。この結果からも、それまで欧米人に多いとされてきた加齢黄斑変性の患者さんが、日本でも増えてきていることがわかりました。

加齢黄斑変性:50歳以上の有病率
久山町スタディより


 

ニデックの挑戦

以上のように、医療技術の発達によって、重度の視覚障害を回避できるようになった眼疾患もある一方で、まだ治療のニーズに十分応えられていない眼疾患もあります。

より効果的な治療方法の発見と開発を目指して、日夜多くのドクターや研究者が懸命な努力を続けています。ニデックも創業以来、ドクターや研究者と協力し、装置開発という側面から新しい医療技術の発展に尽力してきました。現在は効果的な治療法がない網膜疾患に対し、医療技術の発展による解決を目指して、「人工視覚」の開発にニデックは挑戦しています。


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