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動体視力のおはなし

みなさんがいつも行なっている視力測定はアルファベットの「C」のような形をよく見かけます。すきまがあいている所が上、下、左、右、なかには斜めにあいていたりします(「視力の1.0はどうやって決めているの?」を参照)。

この視力検査は静止しているものを見る検査です。しかし日常生活ではすべてが止まっているわけではありません。様々なモノが動いています。スポーツをしたり乗り物を運転したりする時には、この動くモノを見る視力のほうが意味があるのではという考えがあります。この動くモノの見る能力が「動体視力(どうたいしりょく)」となります。なお、通常の静止している時の視力は、「静止視力」と呼んでいます。

動体視力には2種類あります。

DVA動体視力:
野球選手 横方向の動きを判断するDVA動体視力(DVA:Dynamic Visual Acuity)と呼んでいます。 バスケットボールやサッカーなど他の選手の動きを見ながら試合をする時などでは大切な視力なのではないでしょうか。

KVA動体視力:
前後方向の動きを判断するKVA動体視力(KVA:Kinetic Visual Acuity)と呼んでいます。 野球でピッチャーが投げたボールを打つ時や、自動車運転時の標識の認識などでは大切な視力と言えるでしょう。

スポーツの世界では優秀な選手ほどこの「動体視力」が優れていると言われています。また、高齢者になると徐々にその能力が低下することも分かっています。

「動体視力」に関連したこととして、現在、運転免許更新時の高齢者講習が義務づけられています。免許証更新期間の満了日における満年齢が70歳以上の人が対象となります。この講習では「運転適性検査」として「動体視力検査」が実施されています。

◆関連情報:
視力の1.0はどうやって決めているの?

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