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ニュース 2010年

「見えやすさの向上」を目指した 着色非球面ワンピースアクリル眼内レンズ“Aktis SP”新発売

2010/11/10

当社は、白内障手術で使用される眼内レンズの新製品「着色非球面ワンピースアクリル眼内レンズ Aktis SP(アクティスエスピー)」を2010年11月11日に発売開始します。

Aktis SP


販売名:ネックス アクリ エイエイ ワンピース
ペットネーム:Aktis SP
発売日:2010年11月11日
機器分類:高度管理医療機器
承認番号:22100BZX00945000

Aktis SPは、当社が発売しているアクリル製の眼内レンズ“Nex-Acri®シリーズ”の最新モデルで、 光学部と支持部が一体となったワンピースタイプ(注1)の眼内レンズです。 眼内レンズとは、加齢などで濁った水晶体の代わりとなる人工の水晶体です。

新製品の特長として、眼内レンズが眼の中でしっかりと固定され、 安定した視力回復を得られる“支持部”(ウデの部分:写真参照)のデザインを採用した折りたたみ可能なレンズで、 早い視力回復、および眼内レンズの中心ずれである“偏心”や傾きである“傾斜”による視力低下の影響が軽減され、 良好な視力が得られることが期待できます。レンズの反射を低減し、折りたたまれた状態で挿入されたレンズが眼内でスムーズに開くよう、 難易度の高い新加工技術(注2)が施されていることも特長の一つです。

また本製品は、わずか2.4 mm以下の切開創(眼を切り開く部分)からの挿入を可能とする点や、 着色、非球面性能など従来モデル(Nex-Acri® AA Aktis)で評価されている特長(注3)を継承しております。

高齢化が進む現代、白内障手術は国内で年間100万眼〜110万眼に施術されており、眼内レンズ市場は、 眼科医療機器市場の中でも重要な位置を占めています。

当社は今後も、手術をよりおこないやすく、同時に患者様の負担をより軽減できるように、全社一丸となって提案を続けてまいります。

【主な特長】

■新規デザイン

1. 支持部

安定した視力回復のためには、眼内レンズを装着した際、眼内にレンズがしっかり固定されることが必要となります。 そこで、支持部と眼との接触面積を極力大きくしました。

2. 光学部

レンズ本体である光学部裏面の「エッジ(縁)」と呼ばれる部分をシャープなつくりにしました。 一般的に、この「エッジ」と呼ばれる部分が、白内障治療後に発生する“後発白内障(レンズを固定している水晶体の袋が濁って再び見えにくくなること)”の発生を抑制することに関係すると言われています。

■新加工技術(注2)

1. レンズ外周への加工

レンズ全外周を不規則な面に仕上げ、光が反射してまぶしくみえる“グレア現象”の低減を目指しました。

2. 支持部への加工

支持部表面をサンドブラストのように仕上げ、光学部(レンズ本体:写真参照)と支持部の貼りつきを防止し、折りたたまれた状態で挿入されたレンズが眼内でスムーズに開くようにしました。

■従来モデルからの特長(注3)

1. 非球面:

レンズの光学収差(レンズを通った光が一点に集まらず、不完全な像ができること)を低減させます。 像のゆがみの発生に強い設計を施し、見えやすさを向上させる工夫をしています。

2. 着色:

人の水晶体により近づけるよう、レンズを着色することにより、手術後に患者が感じる色の違和感を低減し、薄暗い時間帯でも見えやすくしています。

【用語解説】

■ワンピースアクリル眼内レンズ(注1)

眼内レンズは、光学部と呼ばれるレンズ本体と眼内に固定するための支持部から構成されています。 ワンピースアクリル眼内レンズは、光学部と支持部が同じアクリル製で、一体になっているものを指します。 それに対し、スリーピースと呼ばれる眼内レンズは、光学部と支持部が異なる素材のものを言います。 現在は、眼内レンズをインジェクター(レンズの挿入器具)に折りたたんだ状態で装填し、 インジェクターで挿入するという手術方法の普及に伴い、より操作が簡単なワンピースレンズの需要が高まっています。

参考:白内障について

白内障は、眼の中でレンズの役割をする水晶体が濁る病気です。 濁る原因は、生まれつきのもの、外傷によるものなどありますが、 多くは加齢により水晶体の透明度が低くなるものです。 国内の患者数は100万人を超えています。 濁った水晶体を専用の手術装置で取り除き、眼内レンズに換える白内障手術は、国内では広く普及しています。


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