調達に関する指針

調達方針

当社は、「企業行動憲章」に基づき社会から信頼される企業で在り続けるために、当社を取り巻くすべての利害関係者の皆様と良好な関係の構築を目指しています。調達活動においても取引先様と公平かつ適正な関係を構築・維持できるよう推進していきます。

  1. 公平公正な取引
    常に取引先様とのコミュニケーションの充実を図り、公平、公正な調達活動に努めます。
  2. 法令遵守
    取引先様が事業活動をおこなう国や地域の法令、その他社会規範を遵守し、取引先様と の信頼関係の構築に努めます。また、調達活動で得た取引先様の情報については、適切に保護・管理します。
  3. 環境保全・保護
    当社の「環境方針」に基づき、環境負荷の少ない部材を調達するなど、環境保全に 配慮したグリーン調達に努めます。
  4. CSR調達の推進
    持続可能な社会の実現にむけて、取引先様と共にCSR活動の推進に努めます。 「サプライチェーン CSR調達推進ガイドブック」を基本として、取引先様にもご理解ご協力を求めていきます。

2020年4月1日

株式会社 ニデック

サプライチェーン CSR調達推進ガイドブック

サプライチェーン全体で共通理解をはかれるよう参考として「サプライチェーンCSR 調達推進ガイドブック」を作成いたしました。取引先企業様におかれましてはガイドブックの内容をご確認いただき、活動全体へのご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

(PDF/426KB)

パートナーシップ構築宣言

当社は、サプライチェーンの取引先の皆様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、以下の項目に重点的に取り組むことを宣言します。

  1. サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携
    直接の取引先を通じてその先の取引先に働きかけることにより、サプライチェーン全体での付加価値向上に 取り組むとともに、既存の取引関係や企業規模等を超えた連携により、取引先との共存共栄の構築を目指しま す。その際、災害時等の事業継続や働き方改革の観点から、取引先のテレワーク導入やBCP(事業継続計画) 策定の助言等の支援も進めます。
  2. 「振興基準」の遵守
    親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)を遵守し、取引先とのパートナーシップ構築の妨げとなる取引慣行や商慣行の是正に積極的に取り組みます。
    • 価格決定方法
      不合理な原価低減要請を行いません。取引対価の決定に当たっては、下請事業者と少なくとも年に1回以上の協議を行うとともに、下請事業者の適正な利益を含み、下請事業者における労働条件の改善が可能となるよう、十分に協議して決定します。その際、「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」(公正取引委員会)に掲げられた行動を適切にとった上で決定します。また、原材料費やエネルギーコストの高騰があった場合には、適切なコスト増加分の全額転嫁を目指します。なお、取引対価の決定を含め契約に当たっては、親事業者は契約条件の書面等による明示・交付を行います。
    • 型管理などのコスト負担
      「型取引の適正化推進協議会報告書」(中小企業庁)に掲げられている「型取引の基本的な考え方・基本原則について」や、「型の取扱いに関する覚書」を踏まえて型取引を行い、不要な型の廃棄を促進するとともに、下請事業者に対して型の無償保管要請を行いません。
    • 手形などの支払条件
      下請事業者との取引に対する下請代金は、全額現金で支払います。
    • 知的財産・ノウハウ
      「知的財産取引に関するガイドライン」(中小企業庁)に掲げられている「基本的な考え方」や、「契約書ひな形」を踏まえて取引を行い、取引実態に反した片務的な秘密保持契約の締結、取引上の立場を利用したノウハウの開示や知的財産権の無償譲渡などは求めません。
    • 働き方改革等に伴うしわ寄せ
      取引先も働き方改革に対応できるよう、下請事業者に対して、適正なコスト負担を伴わない短納期発注や急な仕様変更を行いません。災害時等においては、下請事業者に取引上一方的な負担を押し付けないように、 また、事業再開時等には、できる限り取引関係の継続等に配慮します。
  3. その他
    当社ホームページに「調達指針」及び「サプライチェーンCSR 調達 推進ガイドブック」を公開しており、取引先との適正な関係構築に努めます。

2025年1月1日

株式会社 ニデック 代表取締役社長 小澤素生