豊橋技術科学大学との包括協定締結を記念し、講演会が開催されました

2025.06.27

 

当社は国立大学法人豊橋技術科学大学(以下「豊橋技術科学大学」)と、産学間における技術や人材に関する包括的な連携協定を締結しました。これを記念し、6月20日(金)に豊橋技術科学大学にて特別講演会が開催され、当社の役員2名が講演をおこないました。

 

「世界のみるを支えるニデックの製品技術」というテーマで、取締役の磯貝 直己(開発本部 本部長)は人々の生活に大きな影響を与える視力の基礎について説明しました。また、「みる」を軸に展開する当社の幅広い事業および製品領域を紹介しました。眼鏡店や大学病院・クリニック、眼鏡作りや医師による検査・診断・治療など、さまざまなシーンにおいて貢献する当社の技術と直面している課題を共有しました。

 

取締役の上野 登輝夫(研究開発本部 本部長)は、「ニデックにおける未来の価値につながる研究開発」という題目のもとに、当社研究開発センターで推進している研究テーマのいくつかを紹介しました。次世代の分散型人工視覚システムや人工硝子体、OCT-ORG(opt-retinography*)の活用などアイケアやヘルスケア分野における新たな技術の獲得を目指しており、豊橋技術科学大学との協働による将来の価値創造への期待も示されました。

 

会場には約70名の先生や学生さんが集まり、参加者からは人工視覚の研究に関して、「患者さんはどのように見えますか?色も見えますか?」や「いつから研究を進めており、実用化はいつごろを目指していますか?」など多数の質問をいただきました。

当社は今後も本連携を通じて、両者のリソースを融合しながら地域社会の発展に貢献し、地域経済の成長および次世代人材育成にも寄与してまいります。

 

*網膜の内因性光信号(IOS: intrinsic optical signal)のOCTによるイメージング。

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