ニデックのLex 1000 ポーランドOPTYKA展示会にて金賞受賞
2008.12.12
株式会社ニデック(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役社長:小澤素生)は、11月21日、 22日にかけてポーランド西部の都市ポズナンで行われたOPTYKA(オプティカ)眼鏡展で、 当社のレンズ加工機 Lex 1000(レックス1000)で金賞を受賞しました。
ポーランドではこれまで、眼鏡関係の各企業とも単体で展示会を行っておりましたが、 今年からポーランドの眼鏡協会が中心となり、眼鏡業界全体の展示会であるOPTYKAを開催する こととなりました。眼鏡業界最初の合同展示会である今回は、国内外から100社を超える 企業の参加がありました
会期中、優れた眼鏡フレーム、レンズ、レンズ加工機器、検眼機器などに”MTP GOLD Medal”と いう賞が展示会主催者より贈られます。今年は、当社のLex 1000も金賞に選ばれました。
Lex 1000は、従来では加工が難しかった、ファッション性が高く人気の高まってきている “ハイカーブレンズ*1″の加工を可能にしました。また、レンズに穴を明ける加工や 、”超撥水コート(防汚コート)*2″の加工にも独自の技術で対応するなど、 画期的な技術と信頼性が高く評価されての受賞となりました。
今秋行われたパリのSilmo(シルモ)国際眼鏡展で、当社の角膜形状解析装置ARK-10000/ OPD-Scan IIが金賞を受賞したことに続き、ポーランドの展示会で当社製品が金賞を受賞す ることは大変名誉なことと感じております。 今後も、先進的で信頼性の高い製品開発に努めてまいります。
<文中注釈>
*1: 顔にフィットするように顔の側面まで回りこむようにカーブが大きく デザインされたレンズ。スポーツサングラスなどに使用される。 デザイン性が高い他、風が入り込まない、花粉などが侵入しない効果もある。 同じ眼鏡度数でも、カーブが大きくなるほどコバが厚くなり、フレームにはめるための 加工が難しくなる。
*2: レンズに指紋などの汚れが付着すること、こすれ傷が付くことを防ぐために、 レンズ表面に施されるコーティング。レンズ表面は、非常に滑るように処理されている。 このため、レンズを挟んで砥石で削る加工時には、レンズが滑りやすいという問題がある。 最近のレンズコートでは主流となっている。
<参考資料>
Lex1000 製品情報
Lex 1000は、眼鏡を作る際、選んだ眼鏡フレームにあわせて眼鏡レンズを削る 機械です。フレームの形状を読み込んだ後、ダイヤモンド砥石でレンズを自動で 削っていきます。 Lex 1000にあわせて、Lex Drill(レックスドリル)とい う眼鏡レンズに穴をあける機械を使い、以前は機械加工が難しかったツーポイント ・フレーム眼鏡(レンズに穴をあけてフレームを固定するタイプの眼鏡)を 作製することができます。
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