ニデックのOPD-Scan II フランスSilmo展示会にて金賞受賞
2008.11.12
株式会社ニデック(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役社長:小澤素生)は、1 0月31日から11月3日にかけてパリで行われたSilmo(シルモ)国際眼鏡展で、 最優秀作品賞であるSilmo d’OR(シルモ金賞)を受賞しました。
Silmoは、フランス最大の眼鏡展示会であり、毎年パリで行われています。 春にイタリア ミラノで行われるMido(ミド)展と同様に、世界中の眼鏡ブランドや 眼鏡機器メーカーが最新モデルを発表・展示する国際眼鏡展示会です。
Silmo d’OR(シルモドール)は、優れた眼鏡フレーム、レンズや加工機器、 検眼機などに与えられる最優秀作品賞です。今年は、当社のOPD-Scan II (オーピーディー・スキャン・ツー) ARK-10000が検眼機部門においてSilmo d’ORに 選ばれました。
OPD-Scan IIは眼の屈折度(近視、遠視、乱視の程度)を詳細に解析する装置です 。検査によって、眼の状態をよく理解できることや、よりお客様に適した眼鏡作りができるという点が評価の対象となりました。
また、当社の加工機用濾過装置 Lfu-200が、環境に配慮している点を評価され、 特別賞を受賞しました。一般的に眼鏡レンズは、レンズに水をかけながら砥石で削り、 眼鏡フレームに合った形に加工されます。その際、切削水にはレンズの削りカスが 溶け込みます。Lfu-200はその切削水を、レンズ加工しながらレンズの削りカスと きれいな水の二つに分離する装置です。分離した削りカスは適切に処理することができます。 地球環境や人に配慮した点が、時代のニーズに合っているとの理由により、 特別賞の栄誉にあずかりました。
<参考資料>
角膜形状/屈折力解析装置 OPD-Scan II/ARK-10000 製品情報
OPD-Scan IIは角膜の表面形状と、眼の屈折度を詳細に測定する検査装置です。 眼の角膜や水晶体などを通る光が、網膜上でどのように焦点を結ぶかを調べる際に 用いられます。これらの検査は、眼科において患者様に適した眼内レンズの選択 、LASIK(レーシック)などの屈折矯正手術や、眼鏡レンズやコンタクトレンズの選択に有効です。
Lfu-200は眼鏡レンズを加工する際に使用する切削水を、 レンズのカスときれいな水の二つに分離する濾過装置です。環境に配慮し、 加工カスの適切な処理が可能です。また、切削水は循環方式で、水交換の手間を大幅に解消するとともに、水の節約にも繋がります。
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