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目のおはなし

Vol.13 肉食系?草食系?~動物の目の不思議~

「肉食系」、「草食系」―最近、よく話題にあがるキーワードですが、動物は食べる物によって「肉食動物」と「草食動物」に分けることができます。 また、食べる物の違いによって目のつくりにもそれぞれ大きな違いがあるようです。 では、どのように違うのでしょうか?

今回は、「肉食動物」と「草食動物」の目のつくりやはたらきを紹介します。

目の位置の違い

ネコは、肉食動物に分類されます。 肉食動物の多くは狩りをすることで他の動物を食べて生きています。 ネコの目をよく見てみると、顔の前に二つ並んでいます。

ウサギは、草食動物に分類されます。 草食動物の多くは草や木を食べて生きています。 ウサギの目をよく見てみると、顔の横に二つ並んでいます。


 

 

このように、肉食動物と草食動物では、目の位置が違います。 この違いはどこから来るのでしょうか?


肉食動物の目のつくり

例えば、ネコのような肉食動物の目のつくりはどのようになっているのでしょうか? 右の図はネコの視野を表しています。

ネコの視野で特徴的な点は、顔の前にあたる左右120°の「両眼視野」の部分です。 この「両眼視野」の部分は、両目で見ることができる範囲であるので、立体的に見ることができます。 「両眼視野」が広いのは、獲物を取るときに獲物との距離を正確に測るためです。

一方で、片目で周囲の様子を見渡すための「単眼視野」についてはそれぞれ左右に80°ずつしかなく、 頭の後方80°は「ブラインド領域」と呼ばれており、まったく何も見ることができません。

このように、肉食動物は、目が前に二つ並んでいることによってより広い範囲を立体的に、 そして正確な距離を測ることができるように進化したといえます。


草食動物の目のつくり


次に、ウサギのような草食動物の目のつくりはどのようになっているのでしょうか。 右の図はウサギの視野を表しています。

ウサギの視野で特徴的な点は、顔の左右にそれぞれある170.5°の「単眼視野」の部分です。 この「単眼視野」の部分は片目で周囲を見渡すことが出来る範囲です。 この「単眼視野」に加えて顔の前後にある「両眼視野」を合わせると、ウサギは自分の周囲360°をぐるりと見渡すことができます。 ウサギは、この360°の視界を周囲から忍び寄る肉食動物にいち早く気づき、逃れるために使っています。

一方で、「両眼視野」は前に10°、後ろに9°あります。餌を捕るための「両眼視野」は顔の前方の10°ですが、 驚くことに後ろにも「両眼視野」があり、これは主に肉食動物から逃げるために使っているそうです。

このように草食動物は、目が顔の横に2つ並んでいることによってより広い範囲をぐるりと見渡すことができるように進化したといえます。


私達との共通点


同じ動物でも肉食か、草食か、つまり食べる物の違いで目のつくりが大きく違っていることが分かりましたね。

最近では、人間のタイプを表す「肉食系」、「草食系」という言葉が流行っています。 人間は「肉食系」、「草食系」に関わらず目のつくりは同じですが、 真っ直ぐに目標を追求する肉食系と周囲の状況を良く把握することができる草食系。 視野や行動に、共通する部分があるかもしれませんね。

参考文献:「目のサイエンス」根木昭著、文光堂

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