蒲郡市の観光現場における視覚障がい者との応対検討会へ協力

2026.10.09

当社社員3名が、10月7日(水曜日)にホテル竹島(愛知県蒲郡市)で開催された「観光現場における視覚障がい者との応対検討会」(主催:蒲郡観光協会)に協力しました。当社社員は、講師、視覚障がい当事者、参加者サポートの役割を担いました。

 

蒲郡市はユニバーサルツーリズムの先進都市を目指しています。本検討会は、その取り組みの一環として、観光事業者が視覚障がい者への理解を深め、誰もが安心して観光を楽しめる環境づくりを推進することを目的として開催されました。

 

当社では、「Invisible to Visible ~みる喜びと健康を技術で支える~」という想いのもと、人工網膜システムの研究開発に取り組んでいます。今回の参加は、「見えるようにする」ための技術開発だけでなく、「見えなくても社会に参加しやすい環境を整える」というインクルーシブな社会づくりの重要性について理解を深める機会となりました。

 

当日は、視覚障害に関する基礎講座のほか、参加者がアイマスクをした状態で誘導を受ける体験型ワークショップが実施されました。観光事業者が誘導する側・される側の両方を経験することで、視覚障がい者が観光や宿泊の場面で感じる不安や必要な配慮について理解を深めました。ワークショップでは参加者がペアを組み、会議室から客室への移動や客室内設備の案内を体験しました。客室では、トイレ、浴室、洗面台、テレビやエアコンの操作方法などについて、視覚障害のある方へどのように伝えれば分かりやすいかを実践的に学びました。

 

視覚障害に関する基礎講座の様子

アイマスクをした状態での誘導体験の様子

エレベーターのボタン位置を確認する当社社員

客室内設備の案内を受ける当社社員

 

その後の意見交換会では、体験を通じて感じた気づきや課題について活発な議論がおこなわれました。参加者からは、「アイマスクを装着して歩行すると、足元への不安が大きく、想像以上に恐怖を感じた」「観光目的での利用であるため、安全確保だけでなく、ホテルや景色の魅力を伝える工夫も重要」といった声が聞かれました。

また、視覚障害のある参加者からは、「最上級の説明によって安心とリラックスを与えていただき、さらに竹島の景色を言葉で伝えていただいた時、5つ星のホテルに泊まった気持ちになります」とコメントされていました。

このコメントは、設備面の整備だけでなく、丁寧な説明や心配りが宿泊体験の満足度向上につながることを示しており、多くの参加者にとって新たな気づきとなりました。

 

当社は今後も当事者理解を深める活動への参加や地域社会との連携を通じて、視覚障害の理解促進ならびにインクルーシブな社会の実現に貢献してまいります。

 

■関連リンク
蒲郡観光協会公式サイト「がまごおり、ナビ」
https://www.gamagori.jp